関東農政局長表彰を受賞しました

  • 表彰

この度、関東農政局 農業農村整備事業優良工事等の表彰に関し、当社が実施した下記業務が優秀と認められ、平成31年1月10日に表彰されました。
本業務の概要等は以下のとおりです。

業務概要

農業水利施設の機能診断技術として小型無人航空機(UAV)を用いた調査手法の評価を行い、UAVを活用した機能診断調査マニュアルの素案を作成することで農業水利施設の機能診断に関する技術向上を図るものである。

1.業 務 名 ストックマネジメント技術高度化事業機能診断調査検討業務
2.工  期 平成29年9月13日~平成30年3月16日
3.業務内容 設計作業
  1. 機能診断手法の検討
  2. 1)業務準備
    2)現地実証調査手法の検討
    3)健全度評価
    4)適用性の評価、留意点の抽出
    5)UAVを活用した機能診断調査
     マニュアルの素案作成
    6)点検・照査・取りまとめ

  3. 赤外線カメラによる検証
  4. 1)実証調査手法の検証
    2)調査結果の検証
    3)点検・照査・取りまとめ

  5. 開水路における測量精度の検証
  6. 1)実証調査手法の検証
    2)調査結果の検証
    3)点検・照査・取りまとめ



1式
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調査作業
  1. 機能診断手法の検討
  2. 1)現地踏査
    2)現地実証調査

  3. 赤外線カメラによる検証
  4. 1)現地実証調査

  5. 開水路における測量精度の検証
  6. 1)現地踏査
    2)現地実証調査



各1施設   
各1施設   

各1施設   

各1施設   
各1施設


優良と評価された点

  1. 発注者が指定した調査条件以上に、受注者が独自に「撮影する際の地上解像度」及び「撮影距離を変化させての検証」を実施したことで、撮影距離と地上解像度の関係について詳細に把握することができた。
  2. 撮影画面より3次元データを作成することで全ての点において高さと座標を持つことが可能となり、3次元データから施設の傾斜・変形・ゆがみの変状把握が容易となる。
  3. 3次元化を行う際に使用するソフトウェアについても、汎用性のある複数のソフトウェアで独自検証を行い各々の特徴や優位性について把握することができた。
  4. このことから、高所等、人による確認が難しい場所での機能診断調査におけるUAVを活用した機能診断技術の検討に大きく貢献し、今後の農業水利施設における点検・管理方法等においても寄与した。
  5. これら課題の整理及び成果の取りまとめ結果は、今後の効率的な農業水利施設の点検・管理方法として参考資料になると共に情報を蓄積することによって技術向上に資するものである。


業務スタッフ

管理技術者 宮田 勉 技術士(農業部門:農業土木)、測量士
農業水利施設機能総合診断士
農業水利施設補修工事品質管理士
(コンクリート構造物分野)
照査技術者 吉原 修 技術士(農業部門:農業土木)
農業水利施設機能総合診断士
コンクリート診断士
1級土木施工管理士
担当技術者 (1)中村 博樹 技術士(農業部門:農業土木)
農業水利施設機能総合診断士
農業水利施設補修工事品質管理士
(コンクリート構造物分野)
1級土木施工管理士
(2)春本 朋洋 技術士(農業部門:農業土木)
農業水利施設機能総合診断士
1級土木施工管理士
(3)田中 和彦 測量士
地理情報標準認定資格(初級)

190110_関東農政局長_photo1.jpg 浅川局長(左)から表彰状を受け取る当社東京支社長の小林(右)

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190110_関東農政局長_photo3.jpg 受賞者集合写真

190110_関東農政局長_photo4.jpg 左から、当社東京支社長の小林、地方参事官、担当技術者の田中(賞状)