関東農政局長表彰を受賞いたしました

  • 表彰

この度,関東農政局所管農業農村整備事業等の請負者の表彰に関し,当社が実施した下記業務が優秀と認められ,平成20年3月14日に表彰されましたので本業務の概要等について報告いたします。

賞状

業務概要

本業務は,既設児玉幹線水路が受け持つ受益地が増加したことに伴い,その補完施設となる新児玉幹線水路の基本設計を行なったものである。

1.業 務 名 神流川沿岸農業水利事業 新児玉幹線基本設計業務
2.工  期 平成18年9月25日から平成19年3月6日まで
3.業務内容 業務の内容は次のとおり
・設計基本条件
計画流量 1.565〜1.471m3/s(特記仕様書:路線検討編で使用)
基本設計編で児玉幹線水路改修と併せた計画流量の見直しを行い次の流量となった。
1.245〜0.262m3/s
設計水位 取水点 EL107.29m 分水点 EL98.77m 引渡点 EL92.33m(特記仕様書:路線検討編で使用)
基本設計編の水理検討の結果以下となった。
調整池(起点部) HHWL107.35m LWL105.80m
分水点(生野分水工) EL98.77m
引渡点(古沼) EL88.67m(満水位)
・設計作業内容
パイプライン路線計画 9.98km
パイプライン基本設計 9.98km

優良と評価された点

路線計画の選定に際しては,地域の意向に配慮しながら,全体実施設計路線に対して入念な現地調査を行うとともに,比較路線の策定,理解しやすい図面作成を行い,路線検討委員会に提案して同意を得ることができた。
成果品は項目毎に考え方や根拠及び出展資料が明確に記載され,図面も着色するなど工夫され,解りやすい図面となっている等プレゼンテーションが充実している。
全体実施設計では新児玉幹線の大部分を」占める流量を最末端に位置する湖沼(古沼)に流入させる計画であったが,既設児玉幹線の詳細な水理計画検討を行い,現行,児玉幹線が受け持つ金屋直接分水,生野分水流量を新児玉幹線への振替,古沼への通水を摩訶池と古沼へ流入させる等により,全体実施設計時の新児玉幹線計画最大流量 Q=1.565m3/s を Q=1.245m3/s に低減させることが可能となった。

設計スタッフ

管理技術者 森 茂男 技術士(農業部門:農業土木),一級土木施工管理技士
照査技術者 松岡 生磨 技術士(農業部門:農業土木),測量士,一級土木施工管理技士,VEリーダー
担当技術者 釜田 豊也 RCCM(農業土木)
日照田 智 RCCM(農業土木)
宮田 勉 技術士(農業部門:農業土木)
武智 哲也 RCCM(農業土木),VEリーダー
前田 真宏 技術士(農業部門:農業土木)
アドバイザー 猿渡 農武也 農学博士,技術士(農業部門:農業土木)
服部 義明 技術士(農業部門:農業土木)

受注者:内外エンジニアリング株式会社 東京支社