2026/02/20
この度、農林水産省所管農業農村整備事業等優良工事等の受注者表彰において当社が実施した下記業務が優良と認められ、令和8年2月20日に表彰されました。
本業務の概要等は以下のとおりです。
| 1.業 務 名 | 新田原井堰上流施設他実施設計業務 | |
| 2.業務場所 | 岡山県和気郡和気町田原上地先 | |
| 3.工 期 | 令和5年8月31日~令和6年6月30日 | |
| 4.業務内容 | 本業務は、国営吉井川土地改良事業計画に基づき、新田原井堰上流施設整備を行うための実施設計及び施工計画の検討を行うものである。 【作業内容】 新田原井堰上流施設実施設計 1式 | |
優良と評価された点
新田原井堰上流施設の保全対策を行うためには、約200万㎥の貯水量を有する堰の運用・管理を継続しながらの施工となる。河川内施設であり非出水期間に限られた施工スペースにおいて安全で確実な仮設計画、用水取水対策及び周辺環境に配慮した施工計画の立案を行う必要がある。
1.仮締切工及び仮排水
対策工は、5号調整ゲート部の上下流側に仮締切を設置し、ドライアップによる施工を行う必要がある。このため、上下流の水位条件を整理し設計水深を定め、仮締切の構造形式を選定し、構造計算を行うなど通常の流水作用に対して十分に安全な仮締切工の検討を行うとともに、工事中の仮排水についても河川流下量の検証を行い、1号調整ゲートの運用に対する検討がなされた。
2.工事進入路
右岸上流高水敷から施工範囲までの高低差は約9mあり搬入路が大規模となる。このため、搬入路の検討及び省スペースでの施工が可能となるよう必要機械を選定するとともに、台船の搬入位置となる高水敷擁壁の安定計算を行うなど適切な仮設計画の検討がなされた。
3. 用水取水対策
施工期間中に貯水位を下げるため、関係用水の取水対策を検討する必要がある。このため、取水実績から経済性の比較を行い、各用水で最適な取水方法の検討を行うとともに、渇水ポンプの運転運用を整理し安定供給が可能となるよう検討がなされた。
4.周辺環境への配慮
堰上流に水源井が数か所存在するが、不等流計算による河川水位から水源井への影響評価の提案があり、対応方針についても整理がなされた。
以上のとおり、堰の運用・管理を理解した上で、高い専門技術を基に安全で確実な施工計画が作成され、問題なく工事が完了したことは高く評価でき、優良業務として表彰する。
プロジェクトメンバー
| 管理技術者 | 堺 貴臣 | 技術士(農業部門:農業土木) (総合技術監理部門:建設-鋼構造及びコンクリート) (建設部門:鋼構造及びコンクリート) (応用理学部門:地質) |
| 照査技術者 | 井波 千明 | 技術士(農業部門:農業土木) 農業水利施設機能総合診断士 農業水利施設補修工事品質管理士(コンクリート構造物分野) 1級土木施工管理技士 測量士 |
| 担当技術者 | 西野 芳信 | RCCM(河川、砂防及び海岸・海洋) |
| 古高 太規 | 技術士補(農業部門) | |
| 小嶋 純平 | 技術士補(農業部門) | |
| 川畑 伶央 | 技術士補(建設部門) | |
| 平井 成来 | 技術士補(農業部門) |

